あけましておめでとうございます。
tl;dr
Denoの入門に以下を作った
Deno?
概要
Ryan DahlがRustでDenoというものを作っていると聞いたとき貢献したいなーと思っていたけど、忙しさを言い訳に長い間ビルドすらできずにいた。
そんな中最近になってTLでDenoを楽しそうに触ってる方々がでてきて、みんなあまりに楽しそうなので触発されて自分の始めることにした。特にhashrockさんの記事をみて自分もやるぞ!となった。
Denoを読んで見る
最近なかなかまとまった時間が取れてなかったけど正月は時間がとれそうだったのでdenoを読むというのをハイプライオリティなタスクとしてスケジュールし、12/31〜1/1はDenoとその周辺を読んでた。
まだまだ理解が怪しいがどのように動いているかは把握できた気がするのでもうちょっとアップデートしてできれば記事にしたい。
Denoのテスト周り
Denoをきりのいいところまで読んだあとまずは人間に見やすいアサートを書いてみるか。ってことになった。 Denoにはテスト用のモジュールがあり以下のように書ける。
import { test, assertEqual } from 'https://deno.land/x/testing/testing.ts'; test({ name: 'example', fn() { assertEqual(10, 10); }, });
が、テスト失敗時の出力が見にくかった為だ。
実装
モジュールを作りはじめると「あれもない、これもない」となる。具体的にはjest
のもっているpretty-format
を使いたかったのだが、直接は使えないのでひとまず export { default } from 'pretty-format';
を書いてrollupでバンドル後@ts-ignore
を付加する方法をとった。anyになるしあまりいい方法ではないので今後何かしらいい方法が提案されるんじゃないかな。
これで一応import prettyFormat from './pretty-format/dist/index.js';
として使用できる。
あと自分はたまたまno dependenciesのdiffライブラリを作っていたのでこれらを使用してassert結果を色付してやった。(こっちはまったく手をいれずimport diff, { DiffType } from 'https://denopkg.com/bokuweb/wu-diff-js@0.1.6/lib/index.ts';
として使用できた。便利。)
denolandにはregistoryが用意してあって、PRを送ってマージされるとhttps://deno.land/x/pretty_assert@0.1.1/index.ts
のようなURLで使用できるようになる。
多くのnpmモジュールは何かしらの方法で使用することはできるけど、NodeのAPIに依存したものはやはり移植する必要があるので、そのあたりから貢献してみるのは勉強にもなるし良さそうだと思った。